実習担当看護師が伝えたい!看護学生の実習ストレス対応策

ライター:内科のオザキ

看護学生

看護学生の最大の山場といえる看護実習。勉強方法や睡眠時間、人間関係…ストレスを予測して対応できれば、辛い実習はもっと楽しいものにできる方法・対策法をご紹介します。

実習に出る前に心にとめてほしいこと

看護学生の実習態度はどうみられるか?

実習はストレスばかりで不安、と感じていませんか?私自身も学生の頃は実習は記録や睡眠不足、実習環境に慣れずにストレスを感じていました。学校で受け取る実習指導要綱には個人情報の取り扱いから身だしなみまで細かく記載されています。看護学生が緊張して、ストレスを感じていることを臨床の現場もよくわかっています。そのうえで実習態度はとても大切です。勉強しにきている現場は、命と向き合う「療養の場所」でもあり看護師との「職場」である、ということをまず心においてほしいです。時間を守る・挨拶をする・体調を管理する・身だしなみなどの実習態度は、すべてが「患者さんや職場に対する態度」ととられますので、大切にしてもらいたい、と思っています。

実習グループメンバーと協働する大切さ

臨床実習は基本的に3~6名程度を1グループとして各領域の実習を進めていくと思います。最終実習を終えたころにはグループメンバーはいわば「戦友」のようです。実習中は「グループダイナミクス」を大切にしなさい、と先生からも指導されると思います。協力してケアを実施したり、時間調整したりすることで実習期間内にできる経験はどんどん広くなり、同じ患者さんに対する同じ経験を積むことで新たなディスカッションができたりします。実習の愚痴を発散するだけでなく、実習時間内の協力や自分の看護観を共有してグループで成長してもらいたい、と思っています。

最大のストレス?実習記録

実習記録での迷いを少しでも減らすために

実習の最大のストレスは、膨大(に感じてしまう)記録ではないでしょうか?今はパソコンでの編集などで、とても上手にまとめてくれる子も多いです。それでもがく睡眠時間を削って記録を書いてのを感じています。記録を膨大に感じてしうまうのは終わりが見えない、看護問題や実習目標が学生の中で附に落ちずに迷いが生じていたり、自分が何が解っていないのか解らない、という不安も強いと思います。ポイントとしては、1日の実習の終わりには実習指導者か担当教員と共有する振り返りを自分から申し出て、翌日の行動までイメージして相談することを個人的にはお勧めします。看護や勉強の方向性がブレないための確認になりますよ。

看護の方向性がずれると記録の意味がなくなってしまう?!

例えば、実習一日目にどんなに多くの情報を把握しても、看護問題が患者さんの問題とずれたままでは意味がありません。どんなに睡眠時間を削って看護計画を書いても、看護の方向性が間違ってしまうと、その時間はもったいないですよね。先ほどの1日の振り返りの具体的な方法としては、まず看護問題をどうとらえているか、解らないなりでも構わないので自分の言葉にすることが大切です。そしてその看護問題に対する翌日の看護実践を、自分なりにイメージして教員や指導者に相談してみましょう。指導の立場から、答えはあげられませんが、方向性がズレないようサポートしてくれるはずです。翌日の看護実践がなんとなくでも共有できれば、学生は翌日までに具体的には薬・治療・看護技術・
手順をどこまで調べてくるかが明確になりますし、指導する立場としても、学生がしたい看護実践ができるように申し送ったり調整するサポートができます。

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忙しそうな看護師とどうかかわったらいいの?

看護師との潤滑剤になる言葉たち

実習中、忙しそうに見える看護師ですが私たちにも思わず報告を聞きたくなる報告のされ方、があります。相手の状況に配慮してから報告すること、そして内容について先に簡潔に述べることです。「○○さん、いまよろしいですか?」「計画調整で少し時間をもらえますか」「バイタルサインとケアの報告です」「患者さんの訴えがあって相談に来ました」緊急なのか、相談なのか、実践報告なのか、内容によっては、すぐに対応しなければならなこともありますし、並行する業務の緊急性によっては学生の対応が後になることもあります。こうやって内容が先にイメージできると、アドバイスもしやすいです。そして報告のあとには次に報告するタイミングを伝えておくとよいでしょう。ただ、この辺りは各学校や実習先の受け入れ体制で教えられ方が違うかもしれません。

看護師が困ってしまうこと

学生から「看護問題1番は○○なんでしょうか?」と答えを求められると困ってしまいます。こういう質問には「あなたはそれが優先順位が高いと思うの?」と返答してるので、「指導なのに教えてもらえない」と感じることも多いのでは・・・・。臨床指導者はより良い方向を考えるお手伝いです。迷いがあればそのまま伝えていいですからね。最初から正解だけをさがすのではなく、迷いを共有することで、頭を整理していきましょう。ほかには、業務的なことにもなりますが、指導者1対学生が複数の場合、グループで計画してきたケアの実施の時間がすべて同じ時刻だとフォローできません。臨床にでてからもそういう時間調整は大切です。朝の内に実習グループの中で調整しタイムマネジメントを意識してみてくださいね。

看護の「個別性」ってなに?

個別性のある看護計画は標準ケアの中に

個別性、という言葉、実習中頻繁に言われると思います。「個別性」がない。何もないところから個別性を探すととても大変です。疾病の1つ1つに、基本的標準的な観察項目があります。その上で、患者さんは特にどの部分に苦痛を抱いているのか、特にある症状に対してアプローチすることが 「個別の性質→個別性」に配慮することだと考えています。標準ケアを参考に付け足したり、引き算して計画すると個別性がでてきます。シャワーの計画ひとつ、患者さんの「個別性」で環境設定・前後の観察項目・移動の仕方を考えてみると自分なりの看護実践を計画する面白さがその中にありますよ。それを計画として言葉や記録にできると「お、できる子?!」なんて思われる、かもしれません。

患者さんの人生からしたら入院生活はほんの一瞬

私たちが実習中に出会う患者さんは、患者さんなりの人生を送って生きる価値観も、きっと死ぬ価値観も、治療への思いも様々ですよね。個別性のある看護を計画しなきゃ、というよりは、患者さんの今までの人生や生き方を尊重して関わろう、という配慮をすることが大切だと私は考えています。「個別性」という単語の呪縛みたいなものから少し離れて、素直に考えてほしいです。患者さんの長い人生のなかの入院生活の1週間2週間はほんの一瞬です。患者さんの人生に関わらせてもらうことに感謝し、患者さん自身がどういう生き方をしているかを配慮してケアやコミュニケーションをする中に学びがあるんじゃないか、と私は思っています。

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看護学生の実習に追われて…睡眠不足にならないように

実習記録をオンタイムで進めることも大切

睡眠だけのことをいうならば、日付が変わる前に眠りにはついてほしいです。実習時間内のメモは、できるだけ実習時間内にメモから実施記録に転記できるものはすぐに記載することをお勧めします。「あとでパソコンもしくは清書して綺麗にまとめるからいいや」より、一度で確実に記録を進めていくほうがずっと効率がいいはずです。「あとでやろう」と思ってしまうと、実習中は新しい事ばかりで辛くなってしまいます。せっかくの臨床経験ですから、実習時間内はなるべくベッドサイドにいてほしいですが隙間時間は「なんとなく記録」ではなく、実施記録や必要な調べものを確実にを進めていきましょう。

家でずっと悩むくらいなら同じことを何回でも質問してほしい

看護では「具体的」で「根拠」がある計画と実践、アセスメントと評価が求められます。実習は学びの場なので、正解よりも思考の過程を大切にします。調べてみて曖昧なことはそのままにせず、質問して自分が理解できるまで質問してくださいね。迷いや混乱していることもぜひ教えてください。そうやって、知識だけではなくて「あなた自身」が感じた喜びや悔しさや迷いを共有して学びを深めていくところを見ることができれば、指導にあたる看護師としてはとても嬉しいです。

実習担当の看護師として色々と書いてみましたが、教員と指導者はちょっと立場が違います。現場の看護師としては、本当に極端な言い方をすれば「学生は毎日元気に笑顔で来てくれたらそれだけでいい」んです。疲れた学生を患者さんのそばには行かせたくないですから。でもだからこそ、学の実習のストレスも軽減したいと思っています。ストレスを減らしながら看護の楽しさを一緒に共有できることが指導する立場での喜びにもなります。体調を整えて、勉強の仕方を沢山工夫して、実習がより充実したものになることを祈っています。 Tadalafil Generic – Cialis online from India at OurTadalafil.

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