キャリアで違う!?看護師の給料・年収と准看護師の給料・年収の事情

ライター:鈴本 鈴

ここでは、新卒者の初任給だけでなく、いろんな立場の方のお給料について触れていきたいと思っても触れています。

看護師の給料・年収・収入の事情

看護大学卒と専門学校卒のお給料事情

一般的に、どの職業も大学卒の方が給料の設定が高めとなってますが、看護師の世界も変わりないです。
日本看護協会が把握している給料の差としては「大卒267,800円」「専門卒259,700円」程度の違いであり、この金額自体は手取りの金額です。
手取り金額とは、通勤手当、住宅手当、夜勤手当、などなど含んでおり、そこから税金が引かれている金額になります。大体月に一万円の違いがあるのです。これは大きいです。
更に、アメリカで発表された「大卒看護師が院内に10パーセント増えると、入院患者の死亡率が7%下がる」。
この為に、病院側が大卒看護師を揃えるようにしようとすることが考えられ、大卒看護師がその能力をいかんなく発揮していければ、この差は大きくなっていくものと考えます。
大卒看護師となるデメリットは看護の世界に出るのが一年遅くなることですが、遅くなってもよくて、自力でしっかり学んで行きたい主体性を持っているのであれば、大学卒を看護師は得をしても、損するものではないと感じます。
大卒と、専門卒の給料の差は、今後に期待できる部分でしょう。

看護師と准看護師では5年後の給料にどこまで差がつくのか?

私は准看護師から正看護師の学校に通いました。もちろん、准看護師での現場の経験があります。その頃、昭和63年頃で基本給は13万程度でした。
この事を考えると今の准看護師新卒のお給料は17万円程度なので、物価の変動とともにみれば、大きな変化はありません。4万円は物価の変動と同じ程度ということです。
そして、正看護師の現在のお給料は基本給21万円ぐらい(基本給で)が相場です。
大卒者と専門卒者の違いは1万円程度ですが、准看護師と正看護師のお給料は4万円程度の違いがあるのです。
それでは、5年後にどの程度差がつくのか?
ここで、5年という経験の中で生じる差の内容に触れていくと、まず1つ目に「年次昇給」。
これは准看護師でも、正看護師でも、同じように昇給をしていきます。
したがって、お給料の開きが大きくなることはありません。
5年という経験年数では差がつかないかもしれないですが、もっと年数が経つとちがいが生じてきます。
年次昇給だけでの金額で見ていくと、准看護師と正看護師の差に開きが出ることはないでしょう。
仮に、もうひとつあるのであれば、准看護師と正看護師の夜勤の金額の違いを設けている病院があることです。夜勤の回数分だけ、正看護師と准看護師の総支給額の給料額面に違いが出ます。




看護師と准看護師では10年後の給料にどこまで差がつくのか?

では、10年後ではどうなるのでしょうか?まず、准看護師は昇格・昇進がありません。
院内教育も、正看護師と同じように受けられるかわからないため、よほどの人選でなければ委員会活動に抜擢される事ないため、正看護師との給料の差が出てきます。

  1. 役職手当が出る(昇格、昇進)
    これが一番の違いになってきます。役職とは「師長」「主任」などの手当です。
    主任の手当は、2~3万円と言われてますが、様々です。ちなみに私の所は8千円で師長手当が2~3万円でした。他の一般的な病院ですは、師長の手当は4~5万円が相場です。
  2. 院内の各委員会の担当費
    これは、出るところと、出ないところがあります。感染対策、教育、などの委員会が看護部内にはありますが、その手当を出してくれているところもあるのです。
  3. 専門性に対しての資格手当
    これは、認定看護師、専門看護師に追加される手当です。1~2万円程度でしょう。
    当然、5年目までの看護師に取得はできなので、期待できるのは5年目以上となります。
    資格に対しての手当は、本来の院内を考えると、看護師専門カウンセラー、治験看護師、呼吸療法士、リハビリ療法士、などのこともあるのですが、ほとんとの施設では加味されません。

以上が、看護師として経験を積んでいく中で、増えていくかもしれない手当になります。
よりたくさんのお給料を目指すのであれば、資格しとくと昇進にかけるしかないです。

看護師の給料は本当に一般職より高いのか?

看護師のお給料に関しては、リーマンショックが起きても低下することはなかったです。
大体が、平均で年収469万。これはいいほうだと思ったほうがいいと思います。ありがたい固定給に値します。
平成23年度の厚生労働省の調査で、女性職業の11位にランクインしています(76業種中)
一般職の、同じ年代の方よりはいただく額面は多いはずです。
大体、正看護師で決められた通りに169時間前後/月n労働があれば、326,000円程度が手取りになります。それも、20年ぐらいの経験があればです。
私のところは、そんなに経験がなくても、もっと頂けている。という環境は恵まれているとお給料の点では思います。時給の換算をして正看護師は2,340円 准看護師は2,035円ホームヘルパーは1,425円 といった状況です。
看護師のお給料の高いと言われる由来がわかれば幸いです。
ただ、仕事と似合っているか?というと、この部分には随分と昔から不満替え出ているところですが、制作的に変更が話されることはありません。

転職の際の交渉で決まる給料

既卒者が転職する際に決してはずしてはいけないのが「自分の今までの看護経験をどれだけ基本給にくみこんで頂けるのか?」です。
経験が外科系で5年近く有り、看護技術に困るようなことがないのなら、交渉はできます。だからこそ、交渉が必要になります。うやむやにしていても、上がらないのです。
なぜなら、病院側はより安い金額で、よく働く人財が欲しいのです。
なまじ、経験年数だけが高い人は、基本給が高くなるだけなので欲しがらないのです。それだけ人件費に翻弄されるわけですから。
一年とかで辞めてしまっても、安い給料で雇える方が魅力です。でも、このような病院は「ブラック」と呼ばれていることもあります。
お給料の交渉は必ず本人が行うべきだと思います。
他に支給品がどれだけあるのか?ということもあります。
白衣、ナースシューズ。これは必須のものになるので病院からの配給が望ましい。しかも、クリーニングに出して下さり、アイロンかけたようにピッシリしているのが望みでしょうから、就職試験などで面接を受ける際に、

  1. 今までの経験を金額として、どれだけ考慮してくれるのか?(基本給がいくらでスタートするのか?)
  2. 給料の額面に影響する「住宅手当」「交通費手当」「年次ボーナスは何ヶ月分か」「白衣やナースシューズの配給」「聴診器」「体温計」「ボールペン」「鋏」など色々あるので、プラスになることを見ていきながら、引かれていくことを考えながら病院選ぶのは「コツ」の一つです。資格手当という手当を出している病院もあります。看護師の資格を持っていれば出るものですから、皆さんが貰うことができます。下調べが必要です。
  3. 他に確認するべきことは、各種社会保障がどこまで行き届いているのか?です。

ちなみに、私は自力での交渉だけで外科病棟10年の経歴で「手取り額面50万ないと働きません」といって就職した看護師さんを知っています。がむしゃらに働いていました。




知っておこう!看護師の稼ぎ出す金額

さて、私たち看護師は基本的には固定給であり、病院という組織からお給料を頂いています。その、そもそもの病院はどのように利益を出しているのでしょうか?看護師に限ってのことを出しておきます。
看護師の給料は、当然、看護によってでるべきだと感じるでしょうが、、、、じつは、質よりも看護師の人数によって出ています。7:1とか、10:1とか。13:…、15:…、と聞いたことがあると思います。
入院基本料の区分にで7:1は、病院側が最も高い報酬が得られるのです。100床程度の病院で1億を稼ぎ出すと言われています。
しかし、この政策は問題がありまして、都会の大きな病院に看護師が集中してしまい、中・小規模の病院の看護師が不足してしまう。ということでした。
その為に平成26年の診療報酬改定で7:1看護体制をとっている36万床のベッドを24万床に減らすというものでした。
なぜなら、必要のない病院まで7:1看護体制が取れる人数の看護師を集めたため、医療費が膨れ上がったというのが理由の一つです。
これに伴い、看護必要度の基準も見直されました。
このようにして、7:1の看護体制をとっていた病院が、7:1が取れなくなり看護師が仕事から漏れ出していくことが予測されます。
本当に、看護の質でなく量に重きを置いている政府には怒りを覚えます。
したがって、転職、就職をする際には看護体制がどのようになっているのか?などのことを確認していくことも必要です
そして、就職面接時に、ベッド回転率なんて聞いたら、、、「おっ?病院の経営まで考えられるの?」とポイントアップでしょう。
もしも、10:1看護体制に引き下げると、「1ベッドで2,550円」の減収になります。
先ほどの1億の減収とは、2550円×100床×365日=9,300万の減収です。約1億ですね。
看護師さんが実際に病院で稼ぎ出している金額は、純粋に看護でのお給料になっていないから、残念でなりません。リネンや食費などと同じカテゴリーで精算されています。

その他に、お給料の額面違いが出るのを知ってください。

先ほど、経験年数によりお給料の違いを説明しましたが、転職際に「何科」を選ぶかも額面に影響しててきます。
同じ院内の中でも、その部署に働いているということで手当が付くのです。
まずは、手術室、ICU,救急救命、感染病棟、これらは「危険手当」というのが付きます。
美容系クリニックでは、高い対応力と見た目もある程度求められるので、お給料は新卒看護師の1.5倍ぐらいになるかと思います。探すと、美容系の手術だけの介助看護師なども募集していたりするので、OP室経験者であれあば、問題なく面接まで行くと思います。
更に、、、、どの病院も取り入れ始めている「勤務体系の調整」に乗っかること。
40歳すぎてバリバリ夜勤をするのが無理でも、それでも平気!とか、もっと若い方たちは、「夜勤専従看護師」にあると、昼夜の時間の乱れもなく仕事ができると思います。
もちろん、1,2回は日勤の仕事も経験しないとい流れがわからない状況での仕事に突入になるので、考慮をしていただき必要があります。けれど、夜勤専従看護師でも8回までです。(本来はです。勤務時間を調整して10回などの病院もあるようです)
常勤で夜勤は11,000~13,000円は軽く出ます。高い夜勤の仕事をみると4万円以上などの激務の場所もあります。
しかし、1.1万円~1,3万円であっても、8万円以上の金額になり、これに基本給はたされ、諸手当も載ります。正直に言うと、夜勤専従看護師は時間外手当を認めてくれる所が少ないので、就職、転職の際に聞いてみても良いかと思います。
おすすめは、自力だけで就職しようとする方は自分で確認することしかできないけど、業者を介入してもらっている人は業者の方にお願いするもの必要かもしれないです。




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